【解説】WiMAXのエリア別実測スピードと通信速度の測定方法

【解説】WiMAXのエリア別実測スピードと通信速度の測定方法

実測してみる?

実際のWiMAXの利用にあたっては実測速度は非常に重要。

宣伝などで使用される「下り最大〇〇Mbps」といった理論値通りの速度にならなくても、実測スピードが速ければインターネット利用は快適になるもの。
 
ところがWiMAXのルーター端末を使って測定する実測スピードは、測定場所やルーターの設定状態、時間帯など様々な要因で変化します。このため、「WiMAXの実測測度はどう?」という質問に一言で回答するのは難しいのです。
 
そこでこのページでは、WiMAXのエリア別実測速度の比較や、利用者による通信スピード測定結果の口コミ情報を幅広く紹介、実測レベルでどの程度WiMAXが評価されているかを検証、通信速度の測定方法や実測が遅い場合の原因・対策方法も解説します。

違いは何?WiMAXの速度における理論値と実測スピード

ルーター最新機種では下り最大速度758Mbps、上り最大112.5Mbpsまで向上しているWiMAXの通信速度。下り最大1Gbpsも間近!で、自宅用のフレッツ光などの光回線と比較しても遜色ない速度。
 
ところが、これらカタログ・広告の通信速度はすべて理論値。WiMAXのルーター端末を使用してこの速度でインターネット通信できることは稀で、実際には理論値と実測スピードに乖離があります。

WiMAXの通信速度の理論値は、どう計算する?

WiMAXを含む多くのインターネット接続サービスでよく宣伝文句として謳われる「下り最大速度◯◯Mbps」などの理論上の通信速度はどのように決定されるでしょうか?
 
この理論値は、“通信環境がすべて理想的な状態である場合に出るはずの速度”で、計算で算出される速度。理想的な状態とは、例えばその通信回線を自分以外に誰も使用していない、ルーター端末の性能が100%発揮される、基地局とルーターの間に速度を阻害する物がない、という状態。

実際のWiMAXの利用では、他の利用者がいたり、ルーター端末が理想の状態ではなかったり、基地局から距離が遠いエリアの場合もあれば近いこともある、など環境はさまざま。つまり、実測スピードが理論上の速度になることはほぼあり得ません

多くのインターネット接続サービスは「ベストエフォート型」

WiMAXなど多くのインターネット接続サービスでは、パンフレットや契約書に小さく「ベストエフォート」と書かれています。これは、公表している速度の理論値に近づける努力はするが、保証はできないという意味。つまり契約前から、“利用時の実測と理論値に乖離があることは知ってて”と言われているようなもの。

このため利用者にとっては実測値と理論値が大きく乖離し、「実測スピードが全然遅いじゃん!」となっても大きな声で文句を言いづらい状態。この点は通信サービス全体の課題です。

ただし、もちろんWiMAXの実測は理論値の速度に依存する(理論値が増えれば、実測スピードも向上する)ので、実測・理論値ともにWiMAXの通信スピード評価の重要な指標です。

Mbps(メガ・ビー・ピー・エス)とは

インターネットの通信速度を示す単位として使用される「Mbps(メガ・ビー・ピー・エス)」。これは1秒あたりにどれだけの情報量が送受信されるかという意味で、数字が大きいほど1秒間で多くの情報が伝達される=通信速度が速いことになります。

上り通信・下り通信の速度とは?

インターネットにおける「上り」とはアップロードを指し、自分のスマホやパソコンなどの機器から写真などのファイルをサーバーに送信する際の通信。上りの最大速度が大きいほど、アップロードをスムーズに利用できることになります。
 
逆に「下り」はダウンロードの意味で、音楽や電子書籍のダウンロードはもちろん、WEBサイトの閲覧や動画の視聴といった通信もすべて下り通信、その速さは下りの最大速度に依存します。

WiMAXと他のポケットWiFiの速度を比較するとどう?

WiMAXの通信速度は、Yahoo! Wi-FiやY!mobile(ワイモバイル)など他のポケットWiFiと比較して速いのでしょうか?あくまで実測ではなく理論値での通信速度の比較で、また各サービスで使用するルーター機種でも変わりますが、他のポケットWiFiよりもWiMAXの方が5倍以上速いことが下記の比較表から分かります。

理論値で5倍違うということは、利用するエリアによっては実測でも同程度の違いが出る可能性もあります。
商品・サービス名称 ルーター機種 通信速度
WiMAX(ワイマックス) Speed Wi-Fi NEXT W05 下り最大758Mbps/上り最大112.5Mbps
Y!mobile(ワイモバイル)
※ソフトバンク回線を使うポケットWiFi
Pocket WiFi 601ZT 下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbps
Yahoo! Wi-Fi
※ソフトバンク回線を使うポケットWiFi
Pocket WiFi 506HW 下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbps

他のポケットWiFiはスマホと同じ4G・LTE回線を利用

WiMAX以外の多くのポケットWiFiは、スマホや携帯電話が使用するのと同じ4G・LTE通信回線を利用するサービス。例えば、Yahoo! Wi-FiやY!mobile(ワイモバイル)のポケットWiFi端末はソフトバンクの4G・LTE回線を利用して通信をします。この4G・LTE回線の速度は一般的に100Mbps~200Mbps程度。
 
これと比較してWiMAXは、WiMAX2+通信回線に加えて、auの4G・LTE回線も利用可能。auのLTE回線を利用するハイスピードプラスエリアモードによって、ポケットWiFiの中でも最速級の下り最大758Mbpsを実現しています。

これだけの速度差があれば当然実測速度も大きく変わるはず。ポケットWiFiの中でもWiMAXがおすすめされる理由の1つです。

主要エリア別!WiMAX実測速度・測定結果の比較

下り最速◯◯Mbpsなどスペック情報として公開される速度理論値に対し、WiMAXルーター端末を利用した時に体感する通信スピードであり、場所や時間帯で大きく変化するのが実際に測定される実測速度
 
WiMAXの実測速度の測定結果は、自分でも簡単なスピードテストで確認できるほか、UQ WiMAXも測定結果をエリア別に公表しています。自分の利用場所・エリアの近くでどの程度の実測が出るのか比較できそうです。

UQ WiMAXの実測スピードマップ(220Mbps対応機種での測定結果)

WiMAXサービスの本家・UQ WiMAXのホームページでは下り最大220Mbpsに対応したルーター機種を利用、全国の主要エリアで実際に速度を測定した結果である実測スピードマップを公開しています。ルーター性能の理論上、どれだけ速くても最大220Mbpsまでの実測となる前提のデータですが、実測速度の参考に紹介します。

北海道(札幌市内)の実測速度

札幌サービスマップを見ると札幌駅を中心に札幌市内のほぼ全域(山間部を除く)がWiMAX2+の対応エリアとなっており、実測でもおおむね30Mbps以上と十分な速度が測定されています。

首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)の実測速度

東京都内近郊エリアを除く都市部のほぼ全域がWiMAX2+の対応エリアとなっており、実測マップを確認すると特に東京都内の山手線沿線地域では実測で100Mbps以上と非常に高速なインターネット通信を期待できそう。その他、神奈川・千葉・埼玉の主要地域では実測で30Mbps以上と十分な実測速度が計測されています。

愛知県(名古屋市内)・三重県の実測速度

愛知県・名古屋市内愛知県では名古屋駅周辺や、栄、金山、名古屋ドーム周辺エリアの実測が特に高く、50Mbpsと十分なスピード。また三重県の新西方でも30Mbps以上と十分な実測が観測されています。

関西(大阪・京都・兵庫)の実測速度

大阪・京都・神戸特に大阪の中心エリアでは実測がおおむね50Mbps以上と十分なスピード。その他、神戸の三宮周辺やハーバーランド、京都の京都駅周辺や主要観光スポットも比較的高い実測値です。

福岡市内の実測速度

福岡福岡の実測マップからは、博多駅・キャナルシティ周辺や天神地区、ヤフードーム周辺エリアで高い実測値が確認できます。西鉄沿線でやや実測が下がるものの、それでも30Mbps以上と十分な通信速度。

沖縄のサービスエリアマップ

沖縄マップ沖縄については実測データがUQ WiMAXのホームページ上で公開されていませんが、最新のサービスエリアマップで下り最大440Mbpsへの対応状況を確認可能です。このマップでは那覇市内全域を含む沖縄本島南部で対応が進んでいることが分かり、十分な実測も期待できそう。沖縄本島の中部、北部ではうるまや名護市内を中心にWiMAX2+対応エリアとなっています。

通信速度の計測・測定方法

WiMAXの実測速度は上記のようなWEB上の情報を参考にするほか、自分で簡単に測定・確認することも可能。自分のインターネット通信速度はどの程度か、実測スピードの計測方法にはいくつかありますが、ここでは比較的簡単な測定方法とどの程度の速度が出れば問題ないかの実測値の基準も説明します。

Googleのスピードテストを使用した実測

スピードテスト最も簡単にWiMAXルーターの実測値を確認・計測できる方法としておすすめなのがGoogleのスピードテストの使用。実測の測定はシンプルでWiMAXのルーターと接続した端末でブラウザを開き、「スピードテスト」とググるだけ
 
検索結果に「インターネット速度テスト」というエリアが表示され、計測ボタンをクリックすると通信スピードを30秒以内に測定できるGoogleのサービスがおすすめです。下り速度(ダウンロード)と上り速度(アップロード)を実測でき、主に下りの実測速度から速いのか遅いインターネット環境なのかを判定できます。

実測値の判定基準(Googleスピードテストの場合)

あくまでGoogleのスピードテストにおける判定基準ですが、実測値に応じて以下のように自分のネット環境を評価できます。おおむね下り通信の実測値が10Mbpsを超えていれば、動画視聴やファイルのダウンロードを比較的スムーズに実行でき、十分速いと感じられる速度と言えそう。
 
比較して下り通信の実測が3Mbps以下となる場合は、場所・エリアを変えて再度スピードテストを実行するか、速度制限などを受けていないかルーター端末の状態を確認してみることがおすすめです。

下り実測速度 判定 内容
~3Mbps 非常に低速 通常のWEBサイトの閲覧などに支障はないが、動画の読み込みは遅い可能性
3Mbps~7Mbps 低速 1台のデバイスで動画視聴は問題ないが、同時に複数のデバイスを接続すると速度が低下する恐れ
7Mbps~13Mbps 標準 高画質動画の視聴も問題ない速度だが、同時に複数のデバイスを接続すると速度が低下する恐れ
13Mbps~ 高速 同時に複数のデバイスを接続して、高画質動画をストリーミング再生しても問題ない速度

WiMAXを利用中のユーザによる実測スピードの評価

Twitterでの口コミ情報を確認すると、現在契約中のWiMAXユーザによる実測スピードのテスト結果が共有されていることも。中には実測が遅いという報告もありますが、比較的よく目にするのは「十分な実測で速い」という評価

結果が遅い時に確認すべき原因と改善・対策方法

ここまでの説明の通り、WiMAXの実測結果が10Mbps以上であれば標準的な通信スピードと理解し、もしそれ以上の実測が安定的に必要であれば、光回線などの固定回線を検討する必要がありそうです。
 
一方、もし実測結果が非常に遅い、例えば下りの速度が3Mbps以下といった結果の場合、どうすれば良いでしょうか?確認・改善できる原因がいくつか考えられます。

WWiMAXの速度制限が原因でないかを疑う

WiMAXではいくつかの速度制限ルールがあり、気付かないうちに速度制限が発生、実測が遅いことも考えられます。まずは速度制限が原因ではないか、ルーター端末の状態を再度確認することが必要です。

ギガ放題プラン契約中、直近3日間の通信量が10GB以上でないか?

WiMAXのギガ放題プラン契約中でも注意が必要なのが、3日間での通信容量が10GB以上で発生する速度制限。この速度制限では10GBを超えた翌日の18時頃から深夜2時頃にかけて通信速度が制限され、実測速度は1Mbps以下に低速化します。実測スピードが1Mbps以下の場合、まず直近3日間での通信量をルーター端末で確認することがおすすめです。

auのLTE回線・ハイスピードプラスエリアモード通信が7GBを超過?

WiMAX2+の通信回線に加えて、auのLTE回線を利用して通信ができる便利な通信モード・ハイスピードプラスエリアモード。注意が必要なのが、この通信モードでの通信量は月間7GB制限である点。もし7GBを超過すると通信速度128Kbps以下という厳しい制限が発生するほか、この制限は超過した月の月末まで継続します。また通常の通信モード・ハイスピードモードも制限対象となる点にも注意が必要です。

ルーター端末のパフォーマンス設定や通信モードを確認する

特に速度制限が発生していないにもかかわらずWiMAXの実測が遅い場合は、ルーター端末の設定状況を確認することも必要。例えば、比較的新しい機種のルーターには「パフォーマンス設定」と呼ばれる省電力機能があります。ルーター端末が省電力モードやバッテリーセーブモードなどに設定されていると、バッテリー消費を抑えるために通信速度が低下、実測も低下します。

パフォーマンス設定の変更でスピードアップも

WiMAXのルーター最新機種・W05には3段階のパフォーマンス設定がありますが、このうち最もスピードアップを期待できるのがハイパフォーマンスモードで、バッテリーを短時間で消費してしまうものの最も実測速度が上がるモード。電源コンセントが近くにあるなど、特にルーターの充電が可能な時にはパフォーマンス設定を積極的に変更することが実測スピードを上げる、おすすめの方法です。

これと比較してバッテリーセーブモードでは、バッテリー消費を抑えるために通信速度が制限され、実測スピードが遅い理由の1つになり得ます。

ノーリミットモード対応機種に注意、2020年には停波の予定も

また古い機種のルーターではWiMAX2+以外に旧WiMAXの通信回線に対応した端末も。主流のWiMAX2+の通信回線と比較し、旧WiMAX回線は下り最大で13.3Mbpsまで低速化しており、旧WiMAX回線を利用するノーリミットモード通信の場合は実測速度も低下します。
 
通常のハイスピードモードからノーリミットモードへの通信モード切り替えは自動で行われるため、気づかない間に低速化することも。ただし旧WiMAX回線は2020年に停波・サービス終了予定で、今後はノーリミットモード通信ができなくなります。

自宅の窓際など電波の良い場所にルーターを移動、実測を改善する

WiMAXの電波は自宅の室内や屋内にやや入ってきにくい性質があるため、対応エリア内であっても、できるだけ窓の近くにルーター端末を置くなど同じ自宅内で最も電波感度の高い場所に置くのも、実測の改善対策として効果的
 
ルーターの場所を何箇所か移動させつつ、その都度実測を測定すれば、自宅内のどこにルーターを置くのが一番速いか、どこが遅いかを把握できそうです。また一度屋外で実測を測定してみるのも一つの確認方法。屋外でも実測が遅かったり電波の受信状況が悪い場合、そもそも利用場所として不向きである可能性もあります。

ルーターの再起動や、パソコン・スマホ側の設定を再確認する

ルーターの設定や場所を変えても遅い場合、WiMAXルーターの再起動で実測を改善できることも。また、実は速度の遅い原因がWiMAX端末ではなく接続しているパソコンやスマホ側である可能性も考えられます。この場合はパソコンやスマホも再起動したり、ネットワークの設定やウィルス対策ソフトの設定を見直すと、WiMAXの実測速度が改善することもあります。

※WiMAXの実測速度が遅い場合の対策・改善方法は「WiMAXの速度が遅い時に考えられる6つの原因と対策・改善方法」もあわせて参考にしてください。
 
以上、WiMAXの実測スピード情報や速度の測定方法、実測が遅い場合に考えられる原因や改善・対策方法を解説しました。

WiMAXの実測に関連する情報はどれも役に立つものですが、自分の利用エリアにおける実測は自分で測定してみなければ分からないもの。また、一度測定した結果が遅くても端末の設定や設置場所を工夫することで、実測が大きく改善する可能性もあります。

WiMAXの実測速度はTry WiMAXなどの無料サービスを利用して、実際に自分で測定することも可能です。実測スピードが十分であれば、あとはWiMAXの契約プロバイダ選び

どのプロバイダでWiMAXを契約しても通信速度は同じ

最後にお伝えしたいのが、WiMAXではどのプロバイダと契約しても通信速度は変わらない点。WiMAXのプロバイダはすべて同じWiMAX2+通信回線を利用したインターネット接続サービスを提供する会社。つまり、利用する通信回線はどこも同じ。
 
このため、Broad WiMAXでもGMOとくとくBBでも、どのプロバイダと契約しても通信速度や対応エリアに違いはありません。つまり、WiMAXの契約プロバイダの比較では料金プランやキャンペーン内容の比較が重要なのです。プロバイダ比較には、ぜひ当サイトの最新おすすめランキングを参考にしてください!

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