【解説】WiMAXの3日で10ギガの通信容量制限と速度規制

【解説】WiMAXの3日で10ギガの通信容量制限と速度規制

3日で10ギガ

月間通信容量無制限のWiMAXギガ放題プランは本当に制限なし?

WiMAXのギガ放題プラン契約中も注意が必要な3日で10ギガ(10GB)の通信量制限。WiMAX全プロバイダ共通の通信制限で、3日間の通信量合計が10GB以上になると速度制限が発生します。ですが、3日で10ギガのデータ通信量は簡単にすぐ超えるものでしょうか?

このページでは3日で10ギガのWiMAXの通信制限について、速度規制の発生タイミングや解除タイミングなどを解説、またどれくらいインターネット通信を行うと3日で10GBに到達するかの目安も紹介、このWiMAXの制限をどの程度注意すべきか、他のポケットWiFiサービスとの比較も交えて説明します。

ギガ放題プランも対象!WiMAXの3日で10ギガ(GB)の通信容量制限

月間通信容量無制限のWiMAXギガ放題プラン契約中でも、注意が必要な3日で10ギガ(GB)の通信量制限。直前3日間の合計データ通信量が10GB以上となると速度制限が発生というルールです。まずは、このWiMAXの通信規制の内容を詳しく解説します。

WiMAXプロバイダ共通!ネットワーク混雑回避のための速度制限

3日で10ギガの通信量制限および超過時の速度制限は“ネットワーク混雑回避のための速度制限”と呼ばれ、WiMAX全プロバイダの共通ルール。WiMAXの通信インフラを管理するUQコミュニケーションズのUQ WiMAXをはじめ、WiMAXサービスを契約できるプロバイダは20社以上ありますが、どのWiMAXプロバイダ契約でも3日で10ギガ以上の通信を利用すると速度制限が発生します。

WiMAXサービスの通信規制・速度制限は徐々に変更・緩和

WiMAXサービスの通信規制・速度制限ルールの変遷のまとめが下記の表。表の通り、現在の3日で10ギガの通信規制に至るまでWiMAXの速度制限は徐々に変更・緩和されています。

対象期間 通信規制・速度制限ルール
2013年WiMAXサービス開始~2015/5/28 (制限なし)
2015/5/29~2015/7/13 3日で3ギガまで
※規制中の通信速度は最大1Mbps
2015/7/14~2017/5/1 3日で3ギガまで
※規制中の通信速度は最大6Mbps
2017/5/2~現在 3日で10ギガまで
※規制中の通信速度は最大1Mbps

UQもGMOもBroadもWiMAXはすべて3日で10ギガ(GB)制限

WiMAXのサービスは20社以上のプロバイダで契約できますが、UQ WiMAX、GMOとくとくBB、Broad WiMAX(ブロードワイマックス)などどのプロバイダ契約でも使う通信回線は同じで、3日で10ギガの制限も同じ。またモバイル端末、ホームルーター端末など使うルーター機種での違いもありません。

3日で10ギガ(GB)の通信制限は、WiMAXのギガ放題プラン利用者は必ず知っておくべきルール。以下で通信制限・速度制限の詳細を解説します。

WiMAXの通信量合計が直前3日で10GB以上となった翌日から発生

WiMAXの3日で10ギガまでの制限は、直前3日間のデータ通信利用量合計が対象。つまり明日(翌日)WiMAXの速度制限が発生するかは、今日・昨日・おとといの3日間の通信量で決まります。3日間の合計通信量が10GB以上となった日の翌日が速度制限対象です。

対象日 データ通信量
※速度制限が発生せず
データ通信量
※速度制限がかかる
おととい 1GB 3GB
昨日 5GB 3GB
今日 3GB 4GB
明日(翌日) 直前3日合計9GB
※制限なし
直前3日合計10GB
※速度制限

遅い時間帯は夜間のみ、制限中も最大速度1Mbpsで端末を利用可能

直前3日間のデータ通信量が10GBを超えると到達した翌日からが速度制限対象。ただしWiMAXの通信速度制限は「翌日夕方18時頃~翌々日午前2時頃まで」と夜間の時間帯のみで、制限期間中も日中時間帯は問題なく、通常速度でWiMAXを利用できます。
 
また速度制限中もWiMAXルーター端末を利用してインターネット接続可能で、最大速度約1Mbpsで通信できます。速度約1MbpsはWEBサイト閲覧やメール送受信のほか、YouTubeも標準画質の動画は視聴可能な速度。インターネット通信が一切できない状態ではありません。

3日で10ギガの通信制限は速度の遅い時間帯が限定され、日中は問題なくWiMAXを使用可能。また制限時間中もある程度インターネット通信が可能と、比較的緩やかな通信制限

3日間の通信量合計が10GB以下になれば自動的に制限解除

また3日で10ギガの通信制限は、直前3日間のWiMAXのデータ通信量が10GB以下になれば自動的に解除されます。一度速度制限が発生しても、「翌日夕方18時頃~翌々日午前2時頃まで」の最短8時間だけで終了する場合もあります。

10GBを超えた翌日の通信量が少ない場合、最短8時間で解除

利用中のWiMAXの端末で一度発生した3日で10ギガ以上の通信規制が最短8時間で解除される場合と、翌日以降も直前3日間の合計が10GB以上で速度制限が解除されない場合の例が下記です。

最短8時間で3日で10ギガの制限が解除される場合

もし今日時点でWiMAXの通信量が3日で10ギガに到達しても、明日(翌日)の通信量が少ない場合は夜間の速度制限1回(最短8時間)のみですぐ解除される。

対象日 WiMAXのデータ通信量 速度制限
おととい 3GB
昨日 3GB
今日 4GB
明日(翌日) 2GB 直前3日合計10GB
※速度制限
明後日(翌々日) 直前3日合計9GB
※制限なし
3日で10ギガの制限が継続、解除されない場合

本日時点で3日で10ギガに到達、翌日以降のWiMAXデータ通信量を減らさないと夜間の速度制限が継続、解除されない。

対象日 WiMAXのデータ通信量 速度制限
おととい 3GB
昨日 3GB
今日 4GB
明日(翌日) 4GB 直前3日合計10GB
※速度制限
明後日(翌々日) 直前3日合計11GB
※速度制限

速度制限が午前2時以降も解除されない場合はルーター端末を再起動・リセット

稀に午前2時以降になっても3日10GB超えの速度制限が解除されず、WiMAXの通信速度が遅い状態が続くことも。その場合はWiMAXのルーター端末の電源を一度落とし、再起動してリセットする方法が有効。この方法で速度制限を解除できるため、覚えておくのがおすすめです。

月間7GBプラン契約の場合、月末まで解除されない厳しい速度制限

WiMAXには上記のような主にギガ放題プラン契約者が注意すべき3日で10ギガまでの制限のほか、WiMAXの月間通信容量7GB上限の料金プランを契約中に月間データ通信量合計が7GBを超過した際に発生する速度制限もあります。
 
この速度制限は3日で10ギガの制限と比較して厳しく、7GB超過の当日から通信速度が約128Kbpsに規制され、速度制限は月末(翌月1日)まで継続します(夜間のみではない)。この通信速度でWiMAXのルーター端末を利用した通信は困難で、超過した月内のインターネット利用はほぼ不可能。

WiMAXの月間通信量7GB上限プランの特徴がこの厳しい速度制限。少しでもデータ通信量の多い方におすすめの料金プランは3日で10ギガと制限の緩いギガ放題プラン

auの4G LTE回線・ハイスピードプラスエリアモードも月間7GBに注意

もう1つWiMAXの通信制限で知っておくべき点が、auの4G LTE回線を利用する通信モード・ハイスピードプラスエリアモード使用の月間7GB制限。ギガ放題プラン契約中でもハイスピードプラスエリアモードの使用が月間7GBを超えると、ハイスピードプラスエリアモードに加えてWiMAXの標準通信モード・ハイスピードモードの通信速度も約128Kbpsに制限されるため注意が必要です。

ハイスピードプラスエリアモードを7GB以上利用すると、WiMAXのギガ放題プラン契約中でも使い放題でなくなるため、3日で10ギガの制限よりも注意が必要です。

WiMAXの契約期間が3年の場合、LTEオプションの利用料金が無料

ハイスピードプラスエリアモードはWiMAX回線の圏外エリアでも、auの4G LTE回線対応エリアではインターネット通信可能と便利でおすすめの通信モード。利用月はLTEオプション料金・月額1,005円が請求されますが、WiMAXを契約期間3年で利用中の場合はLTEオプション無料のプロバイダが増え、以前と比較して利用しやすくなりました。
 
WiMAXのギガ放題プラン契約中の場合、3日で10ギガの制限回避に加え、auの4G LTE回線を利用するハイスピードエリアモードの通信量制限も確認が必要です。

WiMAXと他ポケットWiFiサービスの通信量・速度制限の比較

WiMAXの3日で10ギガの速度制限は比較的緩いルールと紹介しましたが、他のポケットWiFiサービスと比較した場合はどうでしょうか?結論で言えば、他ポケットWiFiと比較してWiMAXの通信制限は同等、もしくは緩いもの。この通信制限の緩さも他ポケットWiFiサービスと比較してWiMAXが人気の理由です。

WiMAXおよび主要ポケットWiFiサービスの通信制限ルール比較

ドコモやソフトバンクの主要なポケットWiFiサービスとWiMAXの通信制限ルールを比較表にまとめました。基本的にどのポケットWiFiもWiMAXと同様の通信量制限や速度規制があります。

ポケットWiFiサービス 通信量制限 速度規制の内容
WiMAX(ワイマックス)
※auの公式ポケットWiFi
月間7GB 超過すると約128Kbpsまで低速化 ※ギガ放題プラン契約の場合は対象外
WiMAX(ワイマックス)
※auの公式ポケットWiFi
3日で10ギガ 10GB超過後の最大通信速度は約1Mbps、また制限時間は夜間のみ
ドコモ(docomo)のポケットWiFi 月間5GB~ 利用可能データ量を超えると、データ通信速度が128Kbpsの「リミットモード」に
スマモバ(Smart Mobile Phone) 3日で3ギガ 制限後の速度は、上り下りとも200kbps以下
ソフトバンク(Softbank)のポケットWiFi 月間7GB 当月のデータ量が7ギガを超えると、月末まで最大128Kbpsに通信速度が低下
ワイモバイル(Y!mobile) 月間5~7GB 通信量が5~7ギガを超えた場合、月末までデータ通信速度を低速化(最大128Kbps)
ワイモバイル(Y!mobile) 3日で10ギガ 10GB超え以降の最大通信速度は約1Mbps
ヤフー・ワイファイ(Yahoo! Wi-Fi) 月間5GB 通信量が5ギガを超えた場合、当月末まで最大通信速度128kbpsに制限
ヤフー・ワイファイ(Yahoo! Wi-Fi) 3日で10ギガ インターネット使い放題は「アドバンスモード」のみ。3日で10ギガを超えると約1Mbpsに速度制限。「標準モード」は通信量7GBまで、超過すると約128Kbpsに低下。

追加料金の支払いで制限を解除できるポケットWiFiサービスも

WiMAX以外のポケットWiFiサービスの場合、月間通信量の上限を超えた後に通信量0.5GBあたり500円等の追加料金の支払いで速度制限を解除できることも。ただし、端末の制限解除に追加料金を支払うくらいなら、最初からWiMAXの使い放題プラン契約がおすすめです。
 
比較してWiMAXにはこのような解除オプションがなく、またWiMAXでも他のポケットWiFiも3日で10ギガの制限を追加料金で解除することはできません

完全無制限のインターネット接続利用ならおすすめは固定回線

このようにWiMAXや他のポケットWiFiサービスには通信量制限や速度規制があり、オンラインゲームや高画質の動画視聴を完全に無制限で利用したい場合は固定回線を契約してのインターネット接続がおすすめです。ただし月額料金が平均4,000円~6,000円とWiMAXやポケットWiFiと比較して高額な点がデメリット。

3日で10ギガの目安~どの程度のインターネット通信が利用可能?

3日で10ギガの通信制限ですが、どれくらいWiMAXのルーター端末でインターネット利用すると制限対象でしょうか?結論で言えば、「毎日、長時間の動画視聴」「長時間のネットゲーム」で使うなど相当なデータ通信量のヘビーユーザー以外は10GBの通信量に到達しにくく、WiMAXの3日間で10ギガの制限対象になりにくいと考えられます。

まとめ:パソコン利用の場合のデータ量10GBの目安

具体的にどの程度のインターネット利用でデータ量10GBに到達するか、UQ WiMAXのホームページで目安の通信量を確認できるため、引用してまとめとして紹介します。以下はパソコンをWiMAXルーター端末に接続、通信を行う場合を想定した通信データ量の例です。

通信量10GBの目安
出典:UQ WiMAXホームページ(http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/note/gigahodai_speedlimit_10/)

Youtubeの標準画質動画の場合、3日間で約47時間視聴可能

上記の目安を確認するとYoutubeの標準画質動画の場合、10GBで約47時間視聴可能。つまり、WiMAXを使って毎日15時間視聴を続けても3日間で10GBは超えません。Youtubeの超高画質動画の場合も1日平均2時間は利用できます。

音楽ファイルなら2,500曲分、メールの送受信は約2万通分

別の例ですが、例えば4分間程度の楽曲の音楽ファイルは1ファイルあたり平均4MBで10GBあれば3日で約2,500曲をダウンロード可能。また一般的なメールは1通あたり平均500KBで、3日で10ギガあれば約2万通の送受信が可能です。

LINE電話も音声のみなら400時間、動画ありで30時間分使える

またインターネット通信を利用するLINE電話も音声のみの通話では通信量10GBは400時間相当。動画ありでも30時間使えるため、1日10時間、WiMAXでLINE電話を利用しても3日で10ギガは超えません。またLINEメッセージは、3日で10ギガあれば2,000万回以上やりとり可能。

このように一般的な利用の場合、3日で10ギガ(10GB)は十分なデータ通信量。WiMAXのルーター端末で制限を回避しながらインターネット通信を快適に利用できる点もWiMAXギガ放題プランのおすすめ理由です。

ルーター端末の表示設定で直前3日間の通信量を確認・回避する方法

通信量カウンター
ルーター機種・W05の通信量カウンター設定。
3日間の通信量をホーム画面に表示する設定が可能。

また自分のWiMAXルーター端末でどの程度の通信量を使っているかの情報は、モバイルルーター端末の表示設定で簡単に確認可能。表示設定方法はルーター機種で違いますが、WiMAXルーター端末には必ず月間データ通信量や直前3日間の通信量を確認できるメニューがあります。
 
WiMAXルーター端末のホーム画面に常時表示される通信量カウンターの設定を変更すれば、定期的に3日間の通信量を確認でき、10GBを超えないか簡単に注意・回避できる便利な方法です。

以上、WiMAXの3日で10ギガの通信制限について紹介しました。

相当なヘビーユーザーを除き、一般的なインターネット利用ユーザーの場合は特に3日で10ギガの制限を気にせずWiMAXを利用できそうです。

繰り返しですがこの3日で10ギガの通信制限は、WiMAX各プロバイダの共通ルール。つまり、契約時のプロバイダ比較では通信制限や速度制限の比較は不要で、重要なのは料金プランやキャッシュバックなどのキャンペーン内容の違いです。

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