【比較】WiMAX2+の3つの通信モード~速度や対応エリアの違い~

【比較】WiMAX2+の3つの通信モード~速度や対応エリアの違い~

3つの通信モード

「ハイスピードモード」「ハイスピードプラスエリアモード」「ノーリミットモード」。

WiMAX2+には切り替え可能な3つの通信があり、これら各モードの対応エリアや通信速度、利用制限ルールの違いを把握して上手く活用すると、さらに快適なインターネット通信が可能になります。
 
このページでは、それぞれの通信モードの特徴を比較して説明するとともに、旧来のWiMAX通信とWiMAX2+通信の違いや4G/LTE回線を利用する他のポケットWiFiとの比較、またWiMAX2+サービスを提供するプロバイダを比較する際のポイントなどを解説します。

コンテンツ

そもそもWiMAX2+のインターネット通信は他と比較して何が違い?

WiMAXは2009年に「UQ WiMAX」の名前で開始されたサービスで、その最新サービス・WiMAX2+は2013年に提供が開始されました。WiMAXもWiMAX2+も専用のルーター機器を使うインターネット接続サービスですが、他のポケットWiFiや携帯電話やスマホのインターネット通信と比較すると、利用する通信回線が違います。
 
携帯やスマートフォン、あるいは他の多くのポケットWiFiがインターネット接続の際に利用する通信回線は「4G」「LTE」と呼ばれる回線。これと比較して、WiMAX2+は「WiMAX2+」という名前が通信回線・通信方式そのものを指し、技術的に全く異なる通信です。

WiMAXとWiMAX2+・通信回線の比較

基地局の増加グラフ
WiMAX2+の基地局は急速に増加、3万基地を突破。

従来のWiMAX回線に加え、新たな通信回線・WiMAX2+のサービスが開始された当初、WiMAXと比較してWiMAX2+の基地局数が少なく対応エリアは限定的でした。一方、ここ数年でWiMAX2+対応の基地局数が急速に増加、都市部では人口カバー率99%以上のサービスとなっています。
 
またWiMAX2+になり、従来のWiMAXと比較して最も進化したのが通信速度。2013年の開始当初は下り最大110MbpsだったWiMAX2+は、2018年に下り最大通信速度758Mbpsと、光回線並みの高速インターネット通信が可能です。

他のポケットWiFiやモバイルWiFiが利用するLTE通信との違い

携帯電話やスマートホンでインターネット接続時に使用する4G/LTE回線とWiMAX2+回線を比較した時の違いは何でしょうか?4G/LTEは、基本的に携帯電話の通信事業を行うドコモ(docomo)やau、ソフトバンク(Softbank)向けの回線で、WiMAX2+で使用する通信回線とは違います。
 
またWiMAX2+と同様にモバイルルーターを使うインターネット接続サービスであるYmobileやYahoo! Wi-FiといったポケットWiFiも4G/LTE回線を利用、よく似たモバイルWiFiルーターですが利用する通信回線が違います。

WiMAXとLTEの最大の違いは電波の周波数

携帯やスマホ、多くのポケットWiFiが利用する4G/LTE通信の電波は700~900メガヘルツという周波数の電波であるのと比較して、WiMAX2+が使用するのは2.5ギガヘルツの周波数と使用する電波の周波数が最大の違い。
 
繋がりやすさが重視される4G/LTE回線の電波はWiMAXの電波と比較して周波数が低く、建物などの障壁があっても回り込む特徴があります。一方、WiMAX2+の使用する2.5ギガヘルツと高周波数の電波は直進性が強く、高い建物などに遮られやすい性質があります。

このため4G/LTEと比較してWiMAX2+はやや建物内部で電波が入りにくかったり、圏内となるエリアが限定される傾向も。YmobileやYahoo! Wi-FiといったポケットWiFiがWiMAX2+と比較して特に地方や室内で繋がりやすい、と言われるのは通信回線の違いに理由があるのです。

しかしながら、最近はWiMAX2+でもauのLTEネットワークを利用した通信・ハイスピードエリアモードの利用が可能になるなど、通信速度や繋がりやすさの面で他のポケットWiFiとWiMAX2+の間で違いが減少しています。ここからはWiMAXで利用可能な3つの通信モードを解説します。

WiMAX2+の標準インターネット通信・ハイスピードモード

WiMAXには切り替え可能な通信モードが3つあります。そのうち標準的な通信モードがWiMAX2+回線を利用する「ハイスピードモード」。WiMAX2+のサービスエリアでは、ハイスピードモードでの高速インターネット通信が可能です。

ギガ放題プランの契約でハイスピードモードを無制限で利用可能

WiMAX2+には月間通信量7GB上限と、月間通信量無制限のギガ放題の2つの料金プランがありますが、ギガ放題プランを契約すると使い放題となるのがこのハイスピードモード。月間通信量7GBプランの契約の場合、ハイスピードモードの通信量が7GBを超過すると約128Kbpsまで通信が低速化する速度制限がかかりますが、比較してギガ放題にはこの速度制限がなく、月間通信量の制限なしで高速インターネットを利用できます。

月間通信量7GB制限とギガ放題の2つの料金プランの月額料金の差はわずか700円程度。このため、契約者の約8割が利用している人気のプランがこのギガ放題プランです。

広いエリアでハイスピードモードに接続可能

関東地方のサービスエリアマップ
関東地方のWiMAX2+サービスエリアマップ

他のポケットWiFiと比較した時の最大のメリットがギガ放題。YmobileやYahoo! Wi-FiなどのポケットWiFiにも通信量無制限プランはあるもののWiMAX2+と比較して無制限で利用可能エリアが限定的。WiMAX2+のハイスピードモード接続可能エリアは大都市を中心に人口カバー率99%と広い点が特徴です。

ただし3日間で10GBの通信量制限超過時には約1Mbpsに速度が低下

月間通信容量の制限はないものの、直前3日間の通信量合計は10GBまでの制限があるのがWiMAX2+のギガ放題。ただし、3日間で10GBの通信量を超過しても約1Mbpsで通信可能と比較的緩やかな速度制限で、速度制限が発生する時間帯も夕方18時から深夜2時までと、日中は問題なく使える点が特徴です。

WiMAX2+の通信速度は下り最大558Mbpsの高速インターネット

WiMAX2+回線を利用するハイスピードモードでの通信速度は、下り最大558Mbps、上り最大30Mbps(ルーター最新機種W05利用の場合)。他のポケットWiFiの多くは下り最大速度150Mbps~200Mbpsのサービスで、それと比較してWiMAX2+は高速インターネット通信が可能と言えます。

使用ルーターやエリアによりハイスピードモードの速度は異なる

ただし、ハイスピードモードの下り最大558Mbpsに対応しているエリアは、東京、神奈川、愛知、大阪、京都、兵庫の一部エリアで、多くのWiMAX2+サービスエリアでは下り最大440Mbps。また使用するルーター機種が古い場合、下り最大220Mbpsや110Mbpsにハイスピードモードの速度は減少します。

モバイルルーター機種別・ハイスピードモードの対応速度

モバイルルーター機種別のハイスピードモードの対応速度は以下の通りです。新しい機種では高速通信が可能ですが、比較的古いモバイルルーター機種では速度が制限される点に注意が必要です。

モバイルルーター機種 WiMAX2+対応エリアでのハイスピードモードの速度
W05・WX04・W04・WX03 下り最大440Mbpsが可能
※ただし一部のエリアでは、下り最大220Mbpsまたは下り最大110Mbps
WX02・WX01・W03・W02・W01 下り最大220Mbpsが可能
※ただし未対応エリアでは、下り最大110Mbps

他と比較して通信速度が速い・ハイスピードプラスエリアモード

他の2つのモードと比較して最も対応エリアが広く、また最も通信速度が高速なのが「ハイスピードプラスエリアモード」。対応ルーター機種の場合、端末の通信モード設定を切り替えすると利用できます。
 
ハイスピードモードに「プラスエリア」が付加されていますが、これは通常のWiMAX2+の通信回線に加えてauの4G/LTEネットワーク回線も利用して通信接続するモードだからです。

WiMAX2+圏外エリアでも使える!auの4G・LTE回線を利用する通信

auロゴハイスピードプラスエリアモードはauの4G・LTE回線を利用する通信モードで、WiMAX2+の圏外エリアでもauの4G・LTE対応エリアの場合はインターネット接続が可能。WiMAX2+のサービスエリアは都市圏を中心に拡大中ですが、比較してauの4G・LTE対応エリアは地方や山間部にも拡がり、ハイスピードプラスエリアモードはハイスピードモードと比較して接続可能なエリアが広い点が特徴です。
 
他のポケットWiFiと比較してWiMAX2+のサービスエリアがやや狭い点がデメリットでしたが、このモードを活用すると広範なau対応エリアでWiMAXのルーターを利用できます

原則は有料オプション、ただしWiMAX2+の3年契約で無料利用可能

なおハイスピードプラスエリアモードの利用は、ハイスピードプラスエリアモード通信が発生した月のみWiMAX2+の利用料金に約1,000円が加算される有料のオプションサービス。事前の申請や申し込みは不要で、利用した月にのみ請求される「LTEオプション」と呼ばれます。
 
ただし、WiMAX2+を3年契約するとこのLTEオプション料金を無料とするWiMAXプロバイダが増えており、ハイスピードプラスエリアモードを実質無料で利用できる方が増えています。

ハイスピードプラスエリアモード利用は月間7GB、超過時は速度制限

一点注意が必要なのが、ハイスピードプラスエリアモードの通信量は月間7GBまでと制限される点。これを超過するとギガ放題プランを契約中でも約128Kbpsの速度制限が発生します。
 
なおかつ、この速度制限が発生すると通常のハイスピードモードも速度制限の対象となる点に注意が必要。ハイスピードプラスエリアモードへの設定変更は、WiMAX2+が圏外の時などに限定した一時的な利用がおすすめです。

ハイスピードプラスエリアモード非対応のルーター機器に注意

比較的新しいルーター機器はすべてこのハイスピードプラスエリアモードに対応していますが、古いルーターでは一部非対応の機器もあり注意が必要。ハイスピードプラスエリアには非対応で、WiMAX2+(ハイスピード)とWiMAX(ノーリミット)のみに対応した機種は以下の通りです。

【ハイスピードプラスエリアモード非対応ルーター機種】WX03、WX02、WX01、WiMAX2+ NAD11、novas Home+CA、Uroad-Home2+

ホームルーターL01sでも利用可能

HOME L01s
据え置き型のホームルーター端末「HOME L01s」

ハイスピードプラスエリアモードは、モバイルルーターだけでなく、自宅利用向きの据え置き型のホームルーター端末でも利用可能。ホームルーター端末の最新機種「HOME L01s」は、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの2つに対応しており、端末のボタンを使って切り替え・変更することができます。

ハイスピード(HS)・ハイスピードプラスエリア(HS+A)のモード切替

ハイスピードプラスエリアモードに対応したモバイルルーター機種であれば、ルーター本体の設定メニューから簡単に通信モードの切替が可能です。ハイスピードモード使用時にはモバイルルーター画面上に「HS」と表示されていますが、この表示が「HS+A」に切り替われば、ハイスピードプラスエリアモード通信が設定されていることになります。

WX04機種の場合、「ワンタイム HS+A」モードの利用も

WX04メニュー画面
WX04ルーターのメニュー画面。
左下にあるのがワンタイムHS+Aボタン。

モバイルルーター機種・WX04の場合、メニュー画面にある「ワンタイム HS+A」をタップするだけでハイスピードプラスエリアモード(HS+A)に切り替わる便利な機能も。ルーターの電源を切ったり、約10時間が経過すると自動的にハイスピードモードに戻るため、通信モードの戻し忘れの心配がありません。

WiMAX2+とauのLTEで通信速度は下り最大758Mbpsに

下り最大速度758Mbps
ハイスピードプラスエリアモードでは下り最大758Mbpsの高速通信が可能

ハイスピードプラスエリアモードの最大の特徴は通信速度。モバイルルーター最新機種W05ではWiMAX2+の下り最大速度558MbpsにauのLTEを使用した下り最大速度200Mbpsが加わり、合計で下り最大758Mbpsとなるのがハイスピードプラスエリアモードです。同様に上り最大通信速度も112.5Mbpsとなっています。
 
自宅用の固定回線などで利用されるフレッツ光などの光ファイバー回線が下り最大1Gbps(=1,000Mbps)であるのと比較して遜色ないレベルに通信速度が向上している点もWiMAX2+の特徴です。

新しいルーター端末ではすでに非対応の通信・ノーリミットモード

上記2つと比較すると格段に通信速度が落ちるのが、ノーリミットモード。旧来のWiMAX回線を使った通信モードで、低速ではあるものの無制限に利用が可能な通信モードでした。ただし、旧来のWiMAX回線は2020年に停波・サービス終了予定のほか、ルーター最新機種ではノーリミットモードに非対応の端末も多く、今後は徐々に利用されなくなるモードです。

ノーリミットモード・ハイスピードモードの設定切り替えは自動

なおノーリミットモード対応機種では、WiMAX2+エリアではハイスピードモードに、WiMAXエリアではノーリミットモードに設定が自動的に切り替えされます。手動で設定を切り替えできません。

ノーリミットモードの特徴

  • 利用する回線は「WiMAX」の回線
  • 追加料金は発生しない
  • 通信量無制限
  • 通信速度:下り最大13.3Mbps

ノーリミットモード対応ルーターを利用中の場合、機種変更がおすすめ

ノーリミットモードで使用するWiMAX回線は2020年にサービスが終了することから、古いルーター機種を利用している場合は早めの機種変更がおすすめです。機種変更の可否は契約中のプロバイダによりますが、UQ WiMAXでの契約の場合は利用開始22ヶ月を経過していれば無料で最新機種に変更が可能です。
 
また契約中のプロバイダが機種変更に対応していない場合、Broad WiMAX(ブロードワイマックス)の乗り換えキャンペーンを利用、解約違約金をBroad WiMAXに負担してもらいつつ、最新機種のルーターを無料で入手することも可能です。

WiMAX2+プロバイダを比較する際のポイント

ここまでWiMAX2+の3つの通信モードの比較や、他のポケットWiFiとの比較を説明しましたが、実際のWiMAX2+の契約・利用で重要なのはプロバイダ比較。WiMAX2+サービスを提供するプロバイダは20社以上あり、この中から自分のニーズに合うプロバイダを見つける必要があります。

通信モードや速度、サービスエリアはどのプロバイダも同じ

とは言え、UQ WiMAXを除くWiMAX2+のプロバイダはすべてMVNOと呼ばれる事業者で、どこも同じWiMAX2+通信回線を使ったサービスを提供するプロバイダ。つまりどのプロバイダと契約しても、通信モードや各モードの通信速度、サービスエリアに違いはありません。

UQ WiMAX以外のMVNOとは

自社で設備を持たず、他社の通信インフラを借りてサービスを提供する事業者をMVNOと言います。WiMAX2+の場合、通信設備を保有・管理するのはUQコミュニケーションズ社で、UQコミュニケーションズが運営するUQ WiMAX以外のプロバイダはすべてUQコミュニケーションズの通信回線を借りてサービスを提供しています。利用する通信回線が同じであるため、WiMAX2+プロバイダを比較して通信速度の速いプロバイダ、電波の繋がりにくいプロバイダというのは無いのです。

プロバイダ選びで重要なのは月額料金とキャンペーン特典の比較

プロバイダによって異なるのは、月額料金プランやキャッシュバックなどの新規契約キャンペーンの特典内容。つまりWiMAX2+のプロバイダ比較は料金・キャンペーンの比較と言えます。ただし、プロバイダ各社の料金やキャンペーンが頻繁に更新されるため、最新情報での比較が重要です。

以上、WiMAX2+が使用する通信回線と、携帯・スマホや他のポケットWiFiが使用する通信回線の比較から、WiMAX2+で利用可能な3つの通信モードの比較・説明をしました。

最近のWiMAX2+は3年契約が主流で、3つのモードの比較の中でも最速・対応エリアも最大である「ハイスピードプラスエリアモード」を利用しやすい方向に料金改定や割引プランが導入されており、今後はこのモードがWiMAX2+の標準になっていきそうです。

様々な観点でWiMAXの通信モードを比較しましたが、WiMAX2+で重要なのはプロバイダの比較であり、最新の料金プランやキャンペーン特典の比較です。当サイトでは各プロバイダの最新情報を基に「おすすめランキング」などを公開中です。ぜひ一度ご確認ください!

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