【完全版】WiMAXの速度制限の種類と解除ルールおよび対策方法

【完全版】WiMAXの速度制限の種類と解除ルールおよび対策方法

速度制限

利用者であれば、誰もが一気になるWiMAXの「速度制限」。
 
解除方法も分からずWiMAXでインターネット通信ができなくなりそうで怖いという方から、毎月速度制限が発生しないようにデータ通信量の確認・調整を繰り返している方までさまざまですが、そもそもWiMAXの速度規制や制限解除ルールが分かりにくいとの声も
 
WiMAXの速度制限は「3日間の通信量10GB以上で発生するもの」、「月間通信量7GB以上で発生するもの」と大きく分けて2種類で、制限内容や速度規制の解除タイミングは規制の種類で変わります。
 
WiMAXではどんな時にどんな速度制限がかかるのか、制限の解除はどんなタイミングか、通信規制を受けないための対策方法など、このページで丁寧にまとめて説明します。

まとめ:WiMAXで発生する速度制限の種類

WiMAXのメリットと言えば下り最大708Mbpsの高速インターネット通信。ところが速度制限でWiMAXを使った高速通信ができなくなったら、利用料金を払っているのにもったいないもの。まずWiMAXにはどんな速度制限ルールがあり、どんな時に制限がかかって、いつ解除されるのか、速度制限の種類を解説します。

WiMAXの速度制限は、規制時も速度約1Mbpsで通信可能な比較的緩やかな制限と、速度が約128Kbpsに低下する厳しい制限の2パターン。それぞれどんな時に速度が規制されるか具体例で紹介します。

WiMAXギガ放題プランを契約中、3日間10GB以上で速度1Mbpsに

WiMAXのギガ放題プランの魅力はインターネット使い放題!ギガ放題プランの場合、月間通信容量の上限なしでインターネット通信を利用可能です。ただし、ギガ放題でも3日間で合計10GBの容量制限があり、10GBを超えると通信速度が約1Mbpsに低速化します。

UQコミュニケーションズの“ネットワーク混雑回避のための制限”

この3日間合計で10GBのデータ通信量制限や10GB以上利用すると約1Mbpsに低速化する速度制限は、“ネットワーク混雑回避のための速度制限”と呼ばれWiMAX2+通信回線を管理するUQコミュニケーションズ社が定めたもの。これはWiMAXのどのプロバイダで契約しても共通した速度制限ルールです。

速度制限時も中画質の動画が視聴可能な比較的緩やかな規制

この速度制限はWiMAXのルーターが利用できなくなるほどの厳しい規制ではありません。制限中でも約1Mbpsの速度で通信可能で、WiMAXを利用してWEBサイトの閲覧やメールの送受信ができるほか、中画質程度の動画であれば閲覧可能な通信規制。
 
さすがに高画質動画は見づらいなどの制約はあっても、インターネット通信は可能な比較的緩やかな速度制限です。

制限は10GB以上となった翌日18時から翌々日2時まで、日中は解除

この規制はネットワークの混雑回避が目的のため、速度が制限されるのは直前3日間のデータ通信量合計が10GB以上となった翌日の18時頃から翌々日の午前2時頃までの夜の時間帯のみで、最短8時間。日中は解除されWiMAXを通常通り使える点も比較的緩やかと言われる理由です。

3日間合計10GB以上になるのはどんな時?~データ通信量の目安

3日間合計で10GB以上のデータ通信量とは、WiMAXでどの程度インターネット利用した時でしょうか?UQ WiMAX社のホームページにデータ利用量10GBの目安となる通信量が例示されていますので紹介します。この表によると毎日超高画質の動画を2時間ずつ見た場合でもWiMAXの通信量は3日間で10GB以上にならないことが分かります。

通信量10GBの目安
出典:UQ WiMAXホームページ(http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/note/gigahodai_speedlimit_10/)

WiMAX通常プラン利用中、月間通信量7GB超過で約128Kbpsに

WiMAXのギガ放題プラン利用中に注意すべき速度制限が緩やかなものであるのと比較して、WiMAXの通常プラン・月間データ通信量7GB上限プランにおける速度制限は非常に厳しいもの。月間通信量が7GB以上になった場合、通信速度は約128Kbpsと厳しく規制されます。
 
この速度ではWEBサイトの閲覧すらも難しく、メールの送受信も困難な速度。この状態ではWiMAXのルーターは何も役に立たず、持ち歩く意味がないものになるため注意が必要です。またこの規制は翌月1日まで解除されず、当月中はルーターを利用できなくなります。

auの4G/LTE回線・ハイスピードプラスエリアモードも月間7GB

同様に厳しいのがauの4G/LTE回線を利用するWiMAXのハイスピードプラスエリアモード。WiMAX2+の圏外エリアでもauの4G/LTE対応エリアであればインターネット接続が可能になる便利な通信モードですが、ハイスピードプラスエリアモードの通信容量も月間7GBまで
 
月間データ通信量が7GB以上になると速度が約128Kbpsまで低下する規制がかかり、またこの速度制限はWiMAXの月間7GBプランだけでなくギガ放題プランも対象である点に注意が必要。この規制も翌月1日まで解除されません。

WiMAX2+回線を使用するハイスピードモードも速度制限の対象

さらに注意が必要なのは、ハイスピードプラスエリアモードで月間7GB以上利用すると、それ以降ハイスピードプラスエリアモードで通信できなくなるほか、WiMAX2+の標準モードであるハイスピードモードも速度制限の対象となり利用できなくなる点。

つまりギガ放題プランであっても実質的にWiMAXが使い放題でなくなるため、ギガ放題プラン利用者が注意すべきは3日間の通信量10GBよりも、このハイスピードプラスエリアモードの通信量とも言えます。

制限が解除されインターネット通信が元に戻るのはいつ?

WiMAXの速度制限には、インターネット通信速度が約1Mbpsの比較的緩やかなものと、約128Kbpsの厳しいものの2種類あることを紹介しました。それぞれの速度制限は、いつ、どうすれば解除されるでしょうか?答えは、それぞれの速度制限の種類や発生タイミングによって解除までの時間や日数、期間が違います。

3日間10GB以上の速度制限は最短8時間後、翌日には解除

WiMAXのギガ放題利用中に注意すべき3日間10GBの速度制限は、最短で8時間後に解除される比較的緩やかな規制。これは直前3日間のデータ通信量合計が10GB以上となった日の翌日18時頃~翌々日の2時頃までが規制時間帯となるためで、その次の3日間の合計通信量が10GB以下である場合、最短8時間後には速度制限が自動解除されます。
 
図示すると、以下のようなイメージです。

3日10GBオーバーの例2
出典:UQ WiMAXホームページ

※午前2時頃に解除とありますがWiMAXの通信状態を継続していると2時を過ぎても速度制限が解除されない場合も。その場合は、一度ルーター本体を再起動する方法で制限を解除できます。

月間7GB超えの場合の制限は月末まで継続、翌月1日に解除

より厳しい速度制限である、通常プランで月間データ通信量が7GB以上となった場合や、ハイスピードプラスエリアモードの通信量が月間7GB以上の場合ですが、これは7GBを超過したタイミングから当月月末まで速度制限が継続、解除は翌月1日となります。
 
プロバイダ各社の説明では「翌月1日に順次解除」とあり、毎月1日の午前0時に一斉に解除される訳ではない様子。仮に、ある月の1日にうっかり超高画質の動画を長時間見てしまい1日で7GBを超過してしまうと解除は30日後(1カ月後)と、丸1カ月間WiMAXを利用できなくなります。

動画視聴などでデータ通信量が多くなる可能性がある場合、月間通信量7GBプランよりもギガ放題を強くおすすめするのは、このような速度制限の違いがあるからなのです。

WiMAXの速度制限・解除ルールは、他のポケットWiFiと比較して緩い

WiMAXの速度制限や解除ルールですが、ドコモやソフトバンク、Yahoo!が提供するポケットWiFi・モバイルWiFiと比較して厳しい訳ではありません
 
下記比較一覧の通り、WiMAXの速度制限ルールは他モバイルWiFiサービスと同等か、むしろ緩いくらい。速度規制を気にされる場合、他のモバイルWiFiよりもWiMAXがおすすめなのです。

主要ポケットWiFi・モバイルWiFiサービスと速度制限ルールの一覧

ポケットWiFiサービス プラン 通信量上限 速度規制の内容
ドコモ(docomo) 月間通信量上限あり 月間5GB※月間20GB/30GBプランもあるが非常に高額 利用可能データ量を超えると、通信速度が128Kbpsの「リミットモード」に(追加料金で解除可能)
スマモバ(Smart Mobile Phone) 月間通信量制限なし 3日間3GB 制限後の速度は、上り下りともに200kbps以下(通信量が3GB以下になれば自動解除)
ソフトバンク(Softbank) 月間通信量上限あり 月間7GB 当月のデータ量が7GBを超えた場合、月末まで最大128kbpsに低速化(解除は請求締め日の翌日)
ワイモバイル(Y!mobile) 月間通信量上限あり 月間5GB/7GB 当月の通信量が7GBを超えた場合、当月末までデータ通信速度を低速化(最大128Kbps、追加データ購入で解除可)
ワイモバイル(Y!mobile) 月間通信量制限なし 3日間10GB 制御後の最大通信速度は約1Mbps
ヤフーワイファイ(Yahoo! Wi-Fi) 月間通信量上限あり 月間5GB 当月のデータ通信量が5GBを超えた場合、当月末まで最大通信速度が128kbpsに制限
ヤフーワイファイ(Yahoo! Wi-Fi) 月間通信量制限なし 3日間で約10GB 「アドバンスモード」のみ使い放題、3日間10GB以上で通信速度は約1Mbps。「標準モード」では当月通信量が7GBを超えた場合、月末まで低速化(最大128Kbps)

他のポケットWiFiでは制限解除に追加料金がかかる

これらのポケットWiFiでは厳しい速度規制がある上、速度制限の解除には追加料金がかかるのです。例えば、ソフトバンク系のポケットWiFiでは、データ通信量0.5GBごとに500円を支払えば速度制限が解除されます。WiMAXの場合、追加料金を支払って解除する方法がそもそもありませんが、制限解除に追加料金を支払うくらいなら最初からWiMAXのギガ放題プランを契約した方が経済的です。

速度低下を回避!自分で通信量を確認して対策する方法

WiMAXの速度低下を回避するための一番の効果的な対策方法は、自分のデータ通信利用量を常に把握すること。データ通信量はモバイルルーター端末の本体で確認できるほか、ルーターの管理画面や機種によっては専用のスマホアプリを使って確認可能です。

モバイルルーター端末本体でのWiMAXデータ通信量の確認方法

WiMAXの多くのモバイルルーター端末には、「通信量カウンター」と呼ばれるメニューがあり、ルーターの画面上でデータ通信量を確認できます。1カ月分の通信量や直近3日間の通信量が確認できるため、定期的に確認して速度制限がかからないようにすることは速度低下を回避する有効な対策方法の1つ。

通信モード設定の戻し忘れにも注意

auのLTE回線を使用するハイスピードプラスエリアモードは、WiMAX2+の圏外エリアでもauのLTEネットワークを利用して通信可能な便利なモードですが月間7GBの制限があるため、使用後は元のハイスピードモードに設定を戻すことが必要。設定を戻し忘れた結果、いつの間にかハイスピードプラスエリアモードで常時接続、速度制限がかかることもあるため注意が必要です。

ルーターの管理画面にログインして確認する方法

ルーター端末本体での確認のほかに、WiMAXのルーター端末と接続したスマホやパソコンのブラウザからも確認可能です。ブラウザのURL欄に「http://speedwifi.home/」と入力してアクセスすると、ルーターの管理画面にログインするためのページが表示されます。IDは「admin」、パスワードはルーター機器に貼り付けられているIMEIと呼ばれる番号の「下5桁」が初期設定で、初めてログインする際はこの情報でログイン可能。この管理画面からデータ通信量を確認する方法も有効です。

ルーター機種専用のスマホアプリで確認する方法

例えば、WiMAXのW04やW05といったルーター機種では専用のスマホアプリを利用、スマホアプリから通信モードの設定を変更したり、パフォーマンス設定を変更するといった操作が可能で、通信量の確認や通信量のアラート設定機能もあり便利。ダウンロードしておくと、速度制限を回避するためのツールとして活用できそうです。

 
以上、WiMAXの速度制限ルールの種類とそれぞれの解除タイミング、対策方法をまとめました。

速度規制を避けるためにも、まずはルールを正しく把握することが重要。またWiMAXの通信量に少しでも気を配ることは、速度制限を防ぐ有効な対策方法の1つです。

特にWiMAXのギガ放題における速度制限は、他のポケットWiFiサービスと比較しても緩やかで通信量が多い方に嬉しいサービス。またこの速度制限は各プロバイダで共通のため、プロバイダ選びに必要なのはあくまでWiMAXの料金・キャンペーンの比較のみ。
 
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