設定次第で通信速度が2倍?!WiMAXのハイパフォーマンスモード

設定次第で通信速度が2倍?!WiMAXのハイパフォーマンスモード

ハイパフォーマンスを使いこなそう

快適な速度でインターネット通信を行いたい方にぜひ見直していただきたいのが、WiMAXルーターのパフォーマンス設定。ハイパフォーマンスやノーマル、バッテリーセーブなど3段階のモードを設定でき、この設定を状況に合わせて変更することでWiMAXの速度が劇的に変わることも。
 
このページでは、WiMAXのパフォーマンス設定についてハイパフォーマンスなど各モードの用途や各ルーター機種ごとの設定変更方法を説明、ハイパフォーマンスモードの利用で通信速度が劇的に改善した具体的なケースも含めて解説します。

何が違う?WiMAXルーターのパフォーマンス設定

WiMAXのルーターで設定できるパフォーマンス設定。このパフォーマンス設定の内容や何が違うかを理解して上手く使いこなしているかいないかで、WiMAXの通信速度が大きく変わるのです。

WiMAXルーターの3段階のパフォーマンス設定の比較

WiMAXの多くのモバイルルーター端末にはパフォーマンス設定と呼ばれる省電力機能(ルーター機種によっては、ECO設定や省電力モードなど)があります。このパフォーマンス設定には3段階があり、設定内容で通信速度とバッテリー・電池の消費スピードが大きく変わります。

他と比較して通信速度が最大になる「ハイパフォーマンス」

3段階のパフォーマンス設定の中で比較すると、最も通信速度が速いのがハイパフォーマンスモード。同時にルーターのバッテリー・電池の消耗も早くなる点に注意が必要ですが、特にルーターを充電できる状況などでは積極的に利用をおすすめしたいのがこのハイパフォーマンスモードです。

ルーター端末の初期設定はバランス重視の「ノーマル」

ルーター端末の初期設定で選択されているのがノーマルモードで、ハイパフォーマンスモードと比較すると通信速度とバッテリー消費のバランスが重視されるモード。初期設定のままルーターを利用しているとノーマルモードのままとなるため、通信速度を改善したい場合などはハイパフォーマンスに設定変更をする必要があります。

最も電池持ちが良い「バッテリーセーブモード(エコモード)」

機種によってバッテリーモードやエコモードなど呼び方が変わりますが、バッテリー・電池の消耗を抑え、ルーターを長時間に渡って利用可能になるモード。その分、ノーマルモードやハイスピードモードと比較して通信速度が遅くなる点に注意が必要です。

ハイスピード・ハイスピードプラスエリアなど通信モードとの違い

パフォーマンス設定と同様、WiMAXのルーターで設定変更が可能な機能に通信モードがありますが、これはパフォーマンス設定とはまったく別の機能です。

通信モードは使用する通信回線の切り替え設定

通信モードにはWiMAX2+を回線を利用するハイスピードモード、WiMAX2+とauの4G/LTE回線を利用するハイスピードプラスエリアモード、旧来のWiMAX回線を利用するノーリミットモードがあります。それぞれルーターの通信モードを切り替えると、接続する通信回線や通信速度、対応エリアが変わります。

通信速度が変わる点で通信モードとパフォーマンス設定は似ていますが、パフォーマンス設定はあくまでルーターの省電力機能の1つです。

ギガ放題プラン契約で月間通信量無制限となるハイスピードモード

下り最大速度758Mbps
ハイスピードプラスエリアモードでは下り最大758Mbpsの高速通信が可能

WiMAXの標準通信モードはハイスピードモードで、ギガ放題プランを契約すると月間通信量無制限で利用できる通信モード。下り最大速度558Mbpsの通信ですが、これと比較してさらに通信速度が上がるのがハイスピードプラスエリアモードで下り最大758Mbpsに対応しています。ただし、ギガ放題プラン契約中でも月間7GBまでに利用が制限される点に注意が必要です。

ハイスピードプラスエリアモード利用にはオプション料金がかかる

また通信モードの中で最も速度が最大となるハイスピードプラスエリアモードの利用には、契約内容によってオプション料金がかかる場合も。WiMAXを3年契約で利用している場合はハイスピードプラスエリアモードを無料利用できますが、そうでない場合は利用した月のみ月額1,005円のLTEオプション利用料金が請求されます。

ハイパフォーマンス設定は料金無料でできる速度改善方法

これと比較して、パフォーマンス設定をハイパフォーマンスモードに変更することには料金がかからず無料で利用でき、かつWiMAXの通信速度を劇的に改善できる可能性もある方法。ハイスピードプラスエリアモードと混同してオプション料金が必要と誤解する方もいますが、ハイパフォーマンスはルーターの省電力設定を変えるだけで利用は無料です。

このため、特に「WiMAXの通信速度が遅い」などで悩まれている場合、すぐに設定内容を見直し、変更できるのがパフォーマンス設定です。

ハイパフォーマンスモードの設定・状況に合わせた切り替え方法

WiMAXルーター端末の初期設定ではノーマルモードになっているパフォーマンス設定ですが、充電できる環境にいる、あるいは電池が十分にある状況では、積極的なハイパフォーマンスモードへの切り替えがおすすめで、快適にWiMAXを利用するために必要な方法。

状況に応じて上手く活用したいWiMAXのハイパフォーマンスモードやパフォーマンス設定ですが、ルーター機種により切り替え方法やメニュー名が異なります。ここでは大きくHuawai(ファーウェイ)製の端末と、NEC製の端末に分けて説明します。

W05、W04などHuawei製端末の場合

W05のパフォーマンス設定画面
W05のパフォーマンス設定画面のイメージ。

ルーター端末ホーム画面の「パフォーマンス設定」メニューをタップして、ハイパフォーマンスモードに変更することが可能です。各パフォーマンス設定による違いは以下の通りです。

W05機種における各パフォーマンス設定の違い

パフォーマンス設定 内容
ハイパフォーマンス WiMAXの通信速度を重視した設定。キャリアアグリゲーションを使用。
ノーマル バッテリーが十分である場合のみキャリアアグリゲーションを使用、 残量が少ない場合は使用しない。
バッテリーセーブ キャリアアグリゲーションを使用せず、バッテリー消費を抑え、 電池持ちを重視。

WX04、WX03などNEC製端末の場合

WX04のパフォーマンス設定画面
WX04のパフォーマンス設定画面のイメージ。

ルーター端末ホーム画面のメニューをタップ、「ECO設定」または「省電力モード」を選択すると、パフォーマンス設定をハイパフォーマンスなどに変更可能です。各パフォーマンス設定と各設定の違いは以下の通りです。

WX04機種における各パフォーマンス(省電力)モードの違い

ECO設定(省電力モード) 内容
ハイパフォーマンス 連続動作時間が短くなるが、通信速度は制限しない。
ノーマル 電池残量が十分である場合は速度を制限せず、残量が少ない場合は速度を制限。
エコ 通信速度を制限、連続動作時間が長くなる。

充電時にはハイパフォーマンスモードへの自動切り替えも

どちらの機種も、充電時にはハイパフォーマンスモードに自動的に切り替えが行われるように初期設定されています(この設定をOFFにすることも可能です)。このため、ルーターを電源ケーブルに接続し、充電しながら利用することで通信速度が上る可能性もあります。

ハイパフォーマンス利用時のバッテリー使用時間低下に注意が必要

バッテリーの充電できない状況でも当然ハイパフォーマンスも利用可能ですが、利用時にはノーマルモードやエコ・バッテリーセーブモードと比較してバッテリーの使用時間が低下する点に注意が必要です。ルーター機種や通信モードにもよりますが、初期設定であるノーマルモードと比較するとハイパフォーマンス利用時は2時間~3時間、連続通信時間が短くなります。

ハイスピードモードでの連続通信時間の違い

下記の表はW05、WX04機種でハイスピードモード通信を利用した時の連続通信時間の比較です。ハイパフォーマンス設定での連続通信時間低下に注意が必要です。

パフォーマンス設定 W05機種 WX04機種
ハイパフォーマンス 約390分 約490分
ノーマル 約540分 約690分
エコ・バッテリーセーブ 約630分 約830分
快適な速度でWiMAXの利用を続けるには常にハイパフォーマンス設定で使用、同時に充電ケーブルも持ち歩く、あるいはルーター端末の電源を小まめに落とすという方法がおすすめです。

ハイパフォーマンスと他のモードによるWiMAXの実測速度比較

気になるパフォーマンス設定による実測速度の違いですが、WiMAX比較ナビ編集部で実験したところ、ハイパフォーマンスモードと他のモードでは2倍近く通信速度が変わる場合もありました。WiMAXの通信モードでも実測速度が変わるため、ハイスピードモード接続時とハイスピードプラスエリアモード接続時に分けて、パフォーマンス設定変更の効果を比較します。

ハイスピードモード接続時にハイパフォーマンス設定で速度2倍に!

最もパフォーマンス設定の変更による速度改善の効果があったのが、WiMAX2+の標準通信モード・ハイスピードモードでの接続時。ルーターの通信モードをハイスピードモードに設定した状態で、3段階のパフォーマンス設定を変更、実測速度を比較したところ以下のような結果になりました。

パフォーマンス設定変更による実測比較(ハイスピードモード利用)

ルーターのW05機種とWX04機種を利用し、それぞれハイスピードモードに設定した状態でパフォーマンスモードをハイパフォーマンス・ノーマル・バッテリーセーブ(エコ)と変更、各設定につき5回の速度測定を行いました。

ハイパフォーマンス設定では、ノーマル・バッテリーセーブ(エコ)モードと比較して実測速度が約2倍でした。
パフォーマンス設定 W05での速度 WX04での速度
ハイパフォーマンス 平均26Mbps 平均13.33Mbps
ノーマル 平均8.97Mbps 平均6.67Mbps
バッテリーセーブ(エコ) 平均9.03Mbps 平均5.6Mbps

※速度は5回計測した結果の平均値。

ハイスピードプラスエリアモード接続時は大きく変わらない

同様にハイスピードプラスモード接続の状態で各パフォーマンス設定による実測速度の違いを測定しましたが、結果的にはハイスピードモード利用時ほどの変化は見られませんでした。

auの4G/LTE回線を利用、下り最大758Mbps対応の高速通信モード

WiMAX2+の通信回線に加え、auの4G/LTE回線も同時に利用して通信を行うハイスピードエリアモードの利点は、通信速度と対応エリアの広さ。ルーター最新機種・W05では理論上、下り最大758Mbps対応の高速インターネットが可能で、またWiMAX2+の圏外エリアでもauの4G/LTEエリア内でインターネット接続可能となる便利なモードです。

パフォーマンス設定による実測比較(ハイスピードプラスエリア利用時)

結果的に、ハイスピードモードと比較してハイスピードプラスエリアモードの方が実測通信速度が格段に速く、またパフォーマンス設定による速度差はそれほど大きくないものの、ハイパフォーマンスの方がやや速い結果となりました。

パフォーマンス設定 W05での速度 WX04での速度
ハイパフォーマンス 平均40Mbps 平均48Mbps
ノーマル 平均30Mbps 平均39Mbps
バッテリーセーブ(エコ) 平均25.67Mbps 平均38Mbps

※速度は5回計測した結果の平均値。

以上、WiMAXのパフォーマンス設定、特にハイパフォーマンスを利用するメリットについて、実測速度の実験結果も含めて解説しました。

結論をまとめると、電池の消耗は早くなるもののハイパフォーマンス設定を積極的な活用がおすすめで、圧倒的にWiMAXの通信速度が高まります。また、最速の組み合わせはハイスピードプラスエリアモードかつハイパフォーマンス設定です。

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